RAVE1028

マーケティング関係を発信していきます!

なぜ嫌な事は嬉しい事より忘れにくいのか

嬉しい思い出よりも、嫌な思い出の方が鮮明に覚えているものだこれはなぜなのだろうか
人間の情報処理というのは、心理的側面に影響を受けやすい。ネガティブな体験は、また次に同じようなことを経験しないように、脳が詳細に情報を処理をする逆に、楽しいことは自分にとって危険ではなく、細かな部分まで情報処理されないので、ふわっとした記憶になりがちだ。心理学的には、前者は精緻な情報処理、後者は、概略的情報処理と言う

例えば、話の内容、電気やファンの音、音や光、温度、湿度といったあらゆる内容を人の脳は記憶しようとする。楽しい時はすぐに時間が過ぎるとも言いますが、楽しい時はその体験だけで満たされるので先述したような細かな情報には注意が向かないのだ。反面、退屈だったり、嫌な時は周囲の全ての情報に注意が向きやすく、脳が神経質になっているため、なかなか時間が経たないように感じる。他にも、交通事故の時ってスローモーションのように見えると言う。あれも、脳がネガティブなことだと判断して、あらゆる情報を集めて危険に対処しようとしているからなのだ。基本的に脳は良いことよりも、リスクを回避する方向に働きやすい。だから、嫌なことは細部まで覚えていて、ついつい根に持ってしまったり、落ち込んでしまうけれど、楽しいことはぼんやりとしたイメージでしか記憶に残らない