ため息をつく人の心理とは
ため息は、あくびと同じで自ら出そうと思って出すものではなく、自然にでてしまうものです。ため息がでる時の根本的な原因は、人それぞれに起こる心理状況の変化によって引き起こされるものですが、心理状態によって人の体にもたらす作用は、基本的にはみんな同じである。
人間の体は、興奮した時に活発になる「交感神経」と、リラックスした時に活発になる「副交感神経」のバランスによって、自律神経を正常に保とうとします。自律神経は、脳からの指示がなくても体の中の機能を24時間スムーズに働かせることができる、いわば司令塔なのだ。
あくびは脳に酸素をおくるために起きる生理現象ですが、ため息も、あくびが起こる生理現象と似たメカニズムで、体に酸素が足りない時や自律神経のバランスを保つために、危険サインを察知した体が無意識に起こす人間の生理現象と言えるだろう
元々無意識で起こる溜息なので当然自分では気づかないうちに、ストレスとは関係なくため息が癖になっている場合がある。例えば椅子に座った瞬間や、お風呂の湯船に浸かった瞬間など、ストレスや疲労から解放された時に思わず出てしまうため息は、癖になっている可能性が高いと言える。
ため息はストレスが溜まっていたり、悩みがあるなど嫌な印象があるが、副交感神経が活発になる効果があるため、リラックスした瞬間に出る可能性もある。ため息は心理状態が乱れている時だけでなく、心理状態が良くなる時にも起こる可能性があると言える。
ため息が癖になる原因の1つとして言えるのが、リラックスできる状態を体が覚えているため、リラックスした瞬間に無意識に体が反応してため息が出てしまうことだ。この場合、ストレスや心理に問題が
あるわけでなく、体が癖になっていると言える。
溜息を付くメリット
悲しいことやガッカリしたことがあった時に「背中を丸める」という言葉があるが、何かしらの心理的ストレスが原因で、無意識に背中が丸まってしまう人も少なくないだろう。そういった場合、胸やお腹に負荷がかかってしま肺が圧迫され呼吸が浅くなりる。これは、緊張して無駄に力が入る時にも起こりうる
呼吸が浅くなると体中に酸素が足りなくなってくるので、人間の体は、酸素を正常に体に行きわたらせようとして酸素を取り入れる準備を始める。この時に無意識に人間の体が起こす現象の1つとして、「ため息」を起こさせ呼吸を正常に戻させようとする。
メリット2
寒い季節になると凍えた手を少しでも温めるために息を吹きかける動作を見かけけるが、『ため息』には、それと同じ効果が期待できる。ため息をすることで、呼吸が深くなり体中に酸素が行きわたるので血液にも酸素がおくられ、血液の循環が良くなる。
血液の流れが良くなると肩こりや冷え性の改善や免疫力を高めるなど、さまざまなメリットが期待できま中でも冷え性改善に注目してみましょう。呼吸が深くなり血流促進された体はポカポカと温まるので冷え性を解消する効果が期待できます。このことから「ため息」は体を温める効果が期待できると言える。
ため息をしたことで、体温が上昇されると「やる気」にも影響してくる。寒いと体がこわばるため呼吸器官が圧迫し、呼吸が浅くなるという悪循環をもたらす。その結果「やる気」もなくなってしまう可能性が考えられますが、「ため息」をして活をいれる人がいるのは、血液の循環と深く関係していると言える。
メリット3
人間はストレスがかかったり、心理的に不安を抱えたりすると自律神経の一種でもある「交感神経」が強く働く傾向がある。この時、副交感神経の活動が衰えるので、「自律神経のバランスが悪い状態」となります。
自律神経のバランスが悪くなると、これまで脳からの指令がなくても24時間働いてくれていた体の中の機能に、何かしらの悪影響を及ぼし、不眠症や便秘や疲労感などの症状が起こるようになり、原因不明の体調の悪さが続くことにもなりかねない。
「ため息」をすることで副交感神経が働くようになるので、これまで交感神経が優先的に活動していた状態から副交感神経も、きちんと働くようになるので自律神経のバランスが整う効果が期待できます。副交感神経を活発にするにはリラックスする環境が必要だ
無意識に溜息を付く人の心理
受験や就職活動、恋愛で好きな人への告白など、人生には合否が伴う岐路に立たせられる場面が何度もありますが、できれば自分が望んだ方向に何事も進むように期待してしまうもの。しかし、全てが期待通りの結果になるわけではないので、わずかでも期待していたことが外れてしまうと、誰もが気を落としてしまう。
おもい通りにいかなくてイライラする
恋人と意見のすれ違いから喧嘩になったり、職場で頼んだことがスムーズにいかなかった時など、予測していたことが思った通りに行かないことがあることがあるだろう。そんな時、どうしたら解決できるかと思考が働く前にイライラしてしまう人も少なくない人は、思い通りにいかない時に心が乱れることがある
面倒くさい
疲れていたり、寝不足だったりすると何事にもやる気がおきなくなる。体がだるくてやる気が起きない時に人から何かを頼まれたりすると「面倒くさい」と感じてしまうことがある。それでもやらなくてはいけない場合に人は、「ため息」をつく傾向にある面倒くさい時にため息をつくのは幼い子供に多い。
